
残業ばかりしていて、勤めている会社がおかしいかもと感じています。残業時間も減らないし、残業ばかりで疲れました…。僕の状況は周りと比べるとどのような感じでしょうか?また、対処法があったら教えてほしいです。
今回は、上記の疑問に答えていきます。
- 仕事で残業ばかりしているのはおかしいのかがわかる
- 仕事が残業ばかりになる原因がわかる
- 仕事で残業ばかりしている時にやるべきことがわかる
- 残業ばかりの人生からおさらばできるようになる
仕事で残業ばかりをしていると、「この会社は大丈夫かな?」と不安に思ったり、「自分だけかな?」と感じることがありますよね。
結論としては、どの会社でも残業はありますし、多少の残業は普通です。
この記事を書いている僕は、約3年ほど毎日2〜3時間の残業をしておりまして、月で計算すると毎月20時間〜60時間の残業を経験したことがあります。
この記事では、周りの人の残業状況や残業ばかりしている主な原因や対処法を解説していきます。
この記事を読むと、残業ばかりしている自分を肯定できるようになりますし、対処法がわかるので今後の人生に活かすことができるので、ぜひ読んでみてくださいね。
仕事で残業ばかりなのはおかしいのか?


仕事で残業ばかりしていると、この会社はおかしいのかな?と疑問に思うことがありますよね。
いったい、他の人たちはどの程度の残業をしているのでしょうか?
平均の残業時間は20時間〜40時間程度
以下の画像は、働きがい研究所が約6万8000人に残業時間のアンケートを取った結果です。


毎月の残業時間の割合が多いのは、20時間〜40時間ほどで、1日あたり1時間〜2時間ほど残業をしているようです。
また、残業時間が10時間以内の人は全体の15%ほどとなっているので、アンケートの結果だけでも残業の多さがわかりますね。
なので、残業ばかりしていたとしても、周りの人たちも同等に残業をしている可能性が高いので、自分の会社だけなのかな?と疑問に思う必要はないでしょう。
就業規則の所定労働時間を確認しよう
残業時間には、「所定時間外労働」と「法定時間外労働」があります。
- 所定時間外労働:会社が就業規則などで定めた残業時間のこと
- 法定時間外労働時間:労働基準法第32条で定められた労働時間外のこと
会社の就業規則などに所定時間外労働の記載がある場合、その時間を超えてからが残業扱いとなるので注意が必要です。
また、法定時間外労働時間は、週5日勤務、1日あたり約8時間労働、週40時間労働を超える場合、残業扱いとなります。
36協定を結んでいる場合は、年間の残業時間は360時間となっており、月の残業時間が45時間までとなっているので、残業時間が少なめの傾向があります。
自分が残業ばかりしていると思っても所定時間外労働内であれば、会社としては残業として扱っていないので、残業時間を減らすのは難しいかもしれません。
残業は悪?それとも善?
残業は悪?それとも善?と考える人がいますが、結論としては、人によるのではないでしょうか?
なぜなら、プライベートの時間がほしい人は残業を悪と考える可能性がありますし、お金がほしい人は残業をすれば稼げるので善と考える可能性があるからです。
僕も昔はお金が欲しかったので残業していましたが、年齢を重ねると共にプライベートの時間を確保したかったので、残業が少ない会社に転職しました。
残業は考え方次第なので良し悪しで考える必要はないですが、月80時間以上の残業をすると健康に影響するため気を付けましょう。
仕事で残業ばかりしている人の主な原因は3つ


仕事で残業ばかりしている人は、所定時間外労働の人ばかりではありません。
他の原因で、残業となってしまっている可能性があります。
- 仕事量が多い
- 仕事のスピードが遅い
- 残業体質の職場に勤めている
それでは、1つずつ解説をしていきます。
仕事量が多い
仕事量が多いと残業をしなければ終わらないので、必然的に残業ばかりになってしまいます。
仕事量が多くなる主な原因は、以下のとおりです。
- 頼まれた仕事を断れない
- 社内で信頼されている
- やるべきことが多い
- 人手が少ない
仕事量が多いのは、経験が積めるので悪いことだけではありません。
しかし、残業ばかりになる原因となってしまっている人は、仕事を誰かに任せたり、仕事を断るなどをして調整をするだけで残業時間を減らせる可能性があります。
仕事のスピードが遅い
仕事のスピードが遅いと、1つの仕事に対して時間がかかるので自然と残業になってしまう傾向があります。
仕事のスピードが遅い原因としては、主に以下が挙げられます。
- 単純にスキル不足
- マルチタスクをしている
- 優先順位が付けられていない
上記のような原因に当てはまる人は、仕事のやり方を変える必要があります。
しかし、やり方といっても、ちょっとした工夫で仕事のスピードがアップする可能性があるので、下記の記事を参考にしてもらえればと思います。
≫仕事で時間が足りないと理由とすぐにできる5つの改善方法を徹底解説
残業体質の職場に勤めている
残業体質の職場に勤めていると、帰りたくても帰られず残業してしまうことがあります。
例えば、以下のような感じです。
- 残業せずに帰ると周りの視線を感じる
- 残業するのは当たり前という上司がいる
- 職場が残業せずに帰れる雰囲気ではない
上記のようなことが見受けられる場合は、残業体質の職場と言えます。
ですが、自分の仕事が終わって帰れるのであれば、周りの目は気にせず帰るべきです。
仮に評価が下がってしまうといったことがあれば、残業を続けるか転職を考えるべきかもしれません。
仕事で残業ばかりしている人におすすめの乗り越え方


仕事で残業ばかりしていると、精神的にも肉体的にも疲労が溜まり辛くなってきます。
そんなときにおすすめする残業の乗り越え方を紹介します。
余力を残しながら仕事をする
あらかじめ残業することが決まっているのであれば、余力を残しながら仕事をするようにしましょう。
100%の全力で仕事をすることは正しいのですが、夜まで体力が持たなくなってしまいます。
僕も最初から飛ばし過ぎて、夜にはヘトヘトで仕事ができる状態じゃなかった…なんてことがよくありました。
その経験から、重要な仕事や時間がかかりそうな仕事に集中できるように、体力を温存しておくことをおすすめします。
食べ物に気を付ける
食べ物に気を付けるだけで、仕事のパフォーマンスが上がり最後まで集中して取り組めるようになります。
疲れてくると、暴飲暴食に走りがちになり、炭水化物や揚げ物などの糖分や脂肪を取り過ぎてしまいます。
しかし、暴飲暴食をすると胃や腸などの内臓が消化や吸収によって疲れてしまい、結果的に身体のだるさや疲れにつながります。
僕も、1ヶ月ほど野菜をメインとしつつ鳥の胸肉や魚などでタンパク質を摂るような食事に切り替えただけで、目覚めが良くなり、朝から活動的になりました。
食べ物で仕事のパフォーマンスが変わってくるので、疲れてると暴飲暴食をしがちな人は、1食だけでも野菜中心に切り替えてみることをおすすめします。
睡眠時間を確保する
残業時間が増えてくると、睡眠時間が不足になりがちです。
睡眠不足になると、思考力が低下して身体の活力がなくなってしまいます。
ですが、分かっていても仕事が終わったら開放的になり、ついつい夜更かしをしてしまうことがあると思います。
その結果、僕は睡眠不足と疲れを増やすことになり、辛い毎日を送ってしまっていました。
睡眠は身体の疲れを取るためにも重要なので、夜更かしを減らしてすぐに寝ることを意識してみましょう。
仕事で残業ばかりしているときにやるべきこと2つ


仕事で残業ばかりしているときにやるべきことが2つあります。
- 残業している原因を探す
- 残業が善と悪どちらなのかを見極める
残業ばかりしていると、モチベーションが下がってくる人はぜひ参考にしてみてください。
残業している原因を探る
残業ばかりしている人は、残業をしつつ原因を探ってみましょう。
残業になってしまっている原因を探って改善をすることで、自分で改善ができることであれば残業時間を減らすことが可能です。
怠ってしまうと、いつまで経っても残業ばかりしてしまいかねません。
「もっと時間を短縮できないか?」や「この仕事は今やるべきなのか?」などを整理しつつ、残業の原因を探って改善していきましょう。
残業が善と悪どちらなのかを見極める
残業ばかりをしていると、「残業ばかりしているのはおかしいのでは?」と疑問に思うことがあります。
そんなときは、残業が自分にとって善か悪かを見極めてみましょう。
残業が善と捉えられるのあれば疑問に思う必要もないですし、悪と捉えるのであれば残業をしないように改善するだけです。
もし、残業を悪と捉えている人がいれば、次の章も目を通してみてください。
仕事が残業ばかりで辛いなら転職を考えよう


自分で改善をして残業時間を減らすことができれば良いのですが、自分の改善だけでは残業時間が減らないときもあります。
そのようなときは、今の会社をやめて転職することを考えておきましょう。
物理的に残業を減らせない場合もある
残業は、会社都合の場合もあるので、自分の力ではどうにもならないときがあります。
例えば、接客業によくあるのですが、開店時間から閉店時間までが10時間、閉店作業が1時間ほどかかり、合計で12時間かかります。
この場合、閉店作業の時間を短縮させることは可能ですが、営業時間を勝手に変更することはできません。
このように、物理的に残業時間を減らせないこともあります。
残業がないとプライベートの時間が増える
毎日2〜3時間ほどの残業をしていた会社から残業がほとんどない会社に転職をして感じたのは、「プライベートの時間が増える」ことです。
毎日、仕事に追われていた日々からは想像ができないほど、自由な時間が増えて趣味に時間を費やせるようになりました。
また、生活リズムも整えることができるので、身体が不調に陥ることも少なくなりました。
残業時間が少なければ、空いた時間を有効活用できるのは大きなメリットかなと感じます。
残業時間が10時間〜20時間以内の会社を狙うべし
残業時間が少ない会社に転職するときは、残業時間が10時間〜20時間の会社に転職することをおすすめします。
残業時間が10時間〜20時間であれば、1日あたり30分〜1時間程度の残業時間にあるので、ある程度の許容ができる範囲です。
また、求人を見ると、「残業はほとんどありません」と記載してくれている会社もあるので、そういった会社もおすすめですね。
転職活動を行うときは大変になってはしまいますが、働きながら行うことをおすすめします。
理由は、転職活動は働きながらをおすすめする理由と無理なく行う方法を解説!で解説をしていますが、「生活の不安がない状態で転職活動ができるから」です。
まずは、隙間時間や休日を利用して、転職活動の準備をしていきましょう。
また、どのような求人があるのかを確認したい人は、以下の記事で取り扱い求人数が多い転職サービスを紹介しているので、良かったら見てみてくださいね。
≫【対応◎】求人の幅が広いおすすめ転職サイト&転職エージェント9選




まとめ
仕事で残業ばかりをしていると、この会社はおかしいのかな?と疑問に思うことがあります。
しかし、アンケート結果によると、残業時間が20時間〜40時間の人が多く、残業がない会社が珍しいという結果が出ています。
もし、残業に関して疑問に感じたら、残業は自分にとって善か悪かを見極めましょう。
残業が自分にとって悪だった場合、残業時間を減らせるように改善をするか、物理的にむずかしいときは転職することをおすすめします。
転職する場合は、働きながら転職活動をしつつ、残業が10時間〜20時間以内の会社を狙って行きましょう。
働きながら無理なく転職活動を行う方法と取り扱い求人数が多い転職サービスは、下記の記事から確認ができるので、チェックしてくださいね。




それでは、また!